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ムラサキツバメ ポイントD にて


さて、集団越冬場所(塒)の環境は昨日の掲載の通りです。

ここでは頭数の変化はさておいて、塒からの飛び出しと
その後の行動について観察することが出来ました。

何度か足を運びましたが、観察と言っても10~15分程度その場に居て
塒に特に変化が無ければ、その日の観察終了と言う程度ですが・・・

立寄り3回目となる1/14日にやっと、塒の中で動きのある場面に遭遇しました。

この日は2個体の飛び出しを追跡観察することが出来ました。
2個体とも偶然かも知れませんが、行動パターンはほぼ同じでした。

個体Aと個体Bの行動パターンです

個体Aについて

① 塒の中でモジモジした後、翅を広げ暫くじっとしています。
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② やがて飛び出し、塒の下部の枯葉の積もった地面に着地し
  すぐに翅を広げ日光浴?
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③ 暫くすると、体が温まったのでしょうか?
  1mほどの散策道の反対側にあるキツネノボタンの葉上にとまりました。
  今度は翅を閉じたまま、口吻を葉上に押し付け吸引のような動作を始め
  ました。(素人目には葉上には水滴もないし、水分や栄養補給の為なのか
  疑問の残る行動です。葉の表面に口吻で傷をつけることが出来るのでしょ
  うか?写真からは解像しませんが、ふとそんなことも。それとも口吻を
  動かすための筋肉の、単なるトレーニングでしょうか?)
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④ この後、翅を広げ日光浴?に
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個体B

① 同文
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② 同文(こちらは近くの葉上に止りました)
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③ 同文
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④ 同文
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この日は上の2個体の他に
♂と、もう一頭の♀を見ました。

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塒への帰還ですが、2個体観察中に他の1個体帰って来たようですが
その様子を確認することは出来ませんでした。
飛び出しから帰還までの外出時間など観察出来れば良いのでしょが
個体を見失ったり、筆者の根気負けなどで難しいです。

最後に2/2日に1頭が塒に帰って来た時の画像です。
過去の観察においても、一度必ず塒の近くに止ります。
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そして、この時もそうでしたが、後部(葉後)の隙間から塒へ
戻ることが多いです。
この日の塒は最終的に7頭確認できました。


肝心の飛び出しの気象条件などは分からないままです。また14日には
全数が飛び出した様子もなく、何のための飛び出しか? 表翅への日光浴
や栄養補給の為だとしたら、飛び出しの周期があるのでしょうか?
分からないことばかりが増えました。
また、行動パターンなどと記載しましたが、たった2個体が同じような行動を
したというだけで、決めつけるものではありません。

観察しやすい場所も観察すればするほど疑問が増すばかりで、一長一短ですね。
考え想像すること、老化防止と言うことで・・・(笑)
(観音崎にて) (トリミングあり)

ポイントA&Bについては、目視での観察が難しい位置にあり、動きも
はっきり確認出来ないため、観察は非優先とし中断した。




by pastel24 | 2016-02-04 23:51 | 蝶や蛾
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