タイトル、2016年には3週間ほど早いのですが この冬の記録と言うことで 「ムラサキツバメ」自体は時々見かけるのですが、毎冬恒例の集団越冬場所(塒) 探しも今季はままならず。 今年はだめかもと弱気になっていた気持ちに喝を 入れ、一昨日は本気モードで(笑)・・・ その甲斐あって、2か所の塒を見つける事が出来ました(安堵) 先ずは “ Aポイント ” にて この4年で初めてとなる、新規のポイントです。 ここは海辺のそばで、どちらかと言うと「アカタテハ」のポイントです。 この日は暖かく、アカタテハに会えるかナと思い、駐車場の近くだったこともあり 最初に立ち寄って見ました。 すると、何と下草などで数頭の「ムラサキツバメ」を目にしました。 先ずは、「アカタテハ」に敬意を表し、無理やりのツーショットです(笑) ♂ です ♀ です この日は、前日の雨で余程、陽光に飢えていたのでしょうか? 静止すると、すぐに翅を開いてしまいます。 そんな中で一度だけ、暫く翅を閉じていた個体がいました。 よく見ると、入念に肢で複眼の手入れをしていました。 複眼が終わると、次は触角です。 越冬期間中は日光浴だけだと思っていましたが、手入れもするのですね 以前、口吻を伸ばして食事をしているような仕草は見た事がありましたが 冬のお手入れは初めて見ました(笑) さて、この手入れでひとつ発見がありました(大袈裟)。手入れに使う肢は前肢でなくて 中肢を使うのですね。 (チョウは6本脚を使うタイプと、前脚は使わず4本脚で生活する二つのタイプに大別されます。 ムラサキツバメは6本脚タイプなので、てっきり前脚を使うものだと思っていましたので意外で した。たまたまかも分かりませんが、ハチなどを含めて今後気を付けて見てみよう) そして、陽向ぼっこをしていたら、キンバエに脅かされ・・・ さて、本題の塒ですが 一通り、下草と目線での数個体を撮り終えたあと、いよいよ塒探しです。 周囲を15分ほど観察していたところ、一本の怪しい木、アオキ(〇囲み)に辿り着きました これからがちょっと大変でした。 腰の高さほどの下草が密集した奥、最も近づいても、斜め上部10m強の距離になります そんな距離感の中で、時たま飛び交う個体の着地点の見極め作業になりました。 そして、一頭がやっとヒント(矢印)をくれました。(11:40分) 暫くすると枯葉状の影(〇部)が出来ました。がモニターで確認したところ、ヒントから 30分ほどで、5~6頭が集合したようです(12:14分) アカタテハ狙いで立ち寄った一角での、思いもかけない収穫になりました。 そんなアカタテハに感謝をこめて また、帰りに寄ってみようということにして、次のポイントへ もう一か所の “ ポイント B ”です ここは3年連続で観察してきた場所です。毎年11月には確認できたていたこともあり 今季も3回ほど探してみましたが縁がありませんでした。 この日は、やや遠目から観察して見まました。 暫くすると、一本の小さ目のアオキの周囲を飛び回り、姿を消した個体を見付けました。 そのアオキに、枯葉然とした塒(〇部)を今季も見つける事が出来ました 日陰が多くなってきたこともあり、帰還した個体が多かったのか、6~7頭の集団のよう に見えました。 こちらも、撮影環境はAポイントと似たり寄ったりで、両ポイントとも納得のゆくような 写真は撮れません。これからの宿題と言うことに・・・ ハードルの高い宿題ですが、次回の観察では、外付けストロボを試してみようかとも・・・ 最後に、帰りがけに再確認をした “ Aポイント ” の拡大写真です。 内蔵ストロボを使ってみたものの、宿題多き写真ですが(笑) 10頭近くが、少し折り重なっているように見えました(15:32分) 4年目ともなると、年追うごとにテンションが下がってゆく自分が分かります 初心に戻れれば良いのですが、難しいですね。 アオキは常緑樹のため、運が良ければ2月頃までは観察できるとは思うのですが 目ざとい鳥たちもいることだし、どうなる事やら・・・ とりあえず、今年もこうして探せたことに感謝です。 (9日 観音崎にて) (トリミングあり) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下、在庫整理です これは自宅の駐車場で11/27日、日向ぼっこをしていた個体です すぐ近くに旧16号があり、その街路樹として食草のマテバシイが植えられています 街路樹のどこかに、塒があるとは思うのですが、見つけられずにいます。 そして、もうひとつのムラサキの 「 ムラサキシジミ 」 になります 他の方は、つい最近Bポイントの近くで撮影していますが、小生が最後に見かけたのは 10/9日で上の写真以降会っていません。 殺風景なこの季節を楽しませてくれる越冬チョウたちですが、ウラギンシジミの姿を見掛 けたのは、一か月ほど前にアップした柿の木でした。 気には掛けているのですが、ウラギンシジミの越冬中の個体は未だ見ることは出来ません
by pastel24
| 2015-12-11 16:25
| 蝶や蛾
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