足元に異様な光景が!! ~ クモやハチ、まして二種の駆け引きなど 嫌いな方はパスしてください ~ クモを狩るハチの一種、体長20mm弱の「ナミモンクモバチ(旧名モンベッコウ)」 と「コガタコガネグモ」が目に付きました ![]() さて、上の写真のように産卵のためにクモを捕まえるハチがいます。 「狩りバチ」とも呼ばれ、かなりの種類を擁しています 狩りには、獲物のクモに針を刺します。刺されたクモは動かなくなりますが 死んだわけではなく一週間程仮死(麻痺)状態になります。 この状態のクモに卵を産み付けます。つまりクモは生餌として新鮮さを残し 孵ったばかりのハチの幼虫の餌になります。 (NHK for Schoolなどより抜粋。オオシロフベッコウの事例でしたので そのままモンクモバチに適用するかは分かりません) 見つけた時には、クモは既に仮死状態でハチに引きずられていました。 ![]() 2分ほどクモを引きずり回していましたが やがて、葉陰にクモを隠したつもりでしょうか ![]() ハチは一旦クモの元を離れました。 ![]() 暫くすると、ハチが戻ってきました(約13分後) ![]() クモを確認に来たようです。そしてまたどこかへ飛び立ちました。 暫く取り残されたクモだけを監視しておりましたが状況に変化はなく いつもの浮気癖で他の被写体も目に入り監視の目を緩めてしまいました(笑) まだいるだろうと思い次に覗いたときには(20分程経過してしまった) クモは居ませんでした。そんなことで、上の写真が最後の写真になりました(残念) (残念)と言うのは、この後のストーリーを 見届けられなかったことです。 この後の一般的なストーリーとして ・ 一旦獲物を仮置きし、獲物の格納のために地中に穴を掘る。 (どうやら泥縄式のようです) ↓ ・ そして穴までクモを運び入れ、クモに産卵する。 ↓ ・ 産卵後、穴部に土などををかぶせカモフラージュする。 実際に、この目で見た訳でもなく他の方と観察記録などからですが 不思議なことにこのストーリには♂のオの字も出てきません。 ♀の単独労働のようです。♂は産室(格納用の穴)ぐらい掘って やれば良いのにと思うのですが・・・ 狩られたクモには申し訳ないが、“ 母は偉大なり ” の世界ですね!! 次回チャンスがあれば辛抱強く観察し、産卵まで見届けたいものです また、色模様が著しく異なる産卵に無関心(笑)の♂の写真も撮れると いいのですが。 (4日 観音崎にて) (トリミングあり) 下記は昨年撮影の在庫ですが、未アップでしたのこれを機に 体長20mm程の「オオモンクロクモバチ(旧名オオモンクロベッコウ)」と 「イオウイロハシリグモ(スジボケ型?・スジブト型?)」 (14年8月 市内にて) ![]() ![]() ![]() 体長12mm程「未同定(同様な種類が多く素人には同定不可です)」 と「オニグモの仲間(多分)」 (14年5月 観音崎にて) ![]() ハチの世界は種類もさることながら、種を残すための 手段として、今回の事例は一例にすぎず、様々ですね ■
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by pastel24
| 2015-08-16 23:58
| 虫たち
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