一瞬、目を疑いました と言うのも、観音崎にはいないと思い込んでいたこともあり 見つけた時は、ビックリするやら、嬉しいやら!! 県内では初見の「ホソミオツネントンボ」(*1) ♀ の 越冬明け個体です 枝になりきる術は、お見事です! 暖かさにつられ越冬生活から、お目覚めのようです まだ、動きはぎこちないように見えましたが、時々飛んではすぐ止るを 何回か繰り返しました。しかし飛び立って小さな虫をフライングキャッチ する様子はありませんでした。 そのうちに、不覚にも見失ってしまいました。 お手入れにも余念が無いようで・・・ もう、交尾に備えた腹筋トレーニングでしょうか? さて、日本には成虫で冬を越すトンボとして、イトトンボ科の「ホソミイトトンボ」 と、今回のアオモンイトトンボ科の「ホソミオツネントンボ」、そしてホソミが付か ない「オツネントンボ」の3種類がいます。 神奈川県ではオツネントンボは絶滅危惧種Ⅱ類、ホソミのほうは、要注目種 と言う指定になっていました 出会った場所は、以前ムラサキツバメの越冬場所のすぐ近くで、ここは強風を しのげる場所にあり、昆虫たちにとっては冬越しをしやすいのでしょうか? ここ観音崎は、冬場も比較的温暖ですが、このトンボ、雪国に於いても 吹雪などにも負けず、じっと春を待っているようです。 驚異の生命力には驚くばかりです。 きっと冬場を乗り切り、春には交尾し、子孫を残すという使命感が頑張れる源 なのでしょう 被写体までは距離的には2mほどで申し分なかったのですが、狙える角度は 限られていました。もう少し色々な写真を撮りたいとの思いから、翌日も訪ねて みましたが、見つける事は出来ませんでした (*1) 同定ですが、越冬明け個体の「オツネントンボ」と「ホソミオツネントンボ」の 見分けについは、3枚目の写真から、前翅と後翅の縁紋の重なり具合から ホソミオツネントンボと同定しました。 一つだけ個人的にですが疑問もありました。複眼の模様ですが筆者の過去の 写真やWeb上のでは横筋模様が顕著ですが、この個体は横筋模様はなく 縦筋模様がはっきりしていました。 越冬明けの個体の特色なのか、それとも撮影角度によるものなのか? 気になりました・・・ 以下参考まで 他県で撮った過去の画像です(2004年5月 福島にて) 横筋模様がはっきりしているのが分かります 今回の画像の複眼を拡大してみました 今季、最初見のトンボが、嬉しい想定外になりました。 きっと、今年の印象に残るワンシーンになること間違いないでしょう 夏前には、薄いブルーに色付いた、元気な個体を是非見たいものです。 楽しみな宿題がひとつ増えました (16日 観音崎)(トリミングあり)
by pastel24
| 2014-03-21 23:57
| トンボ
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