テントウムシの宝庫


少々大袈裟ですが、宝庫と名付けた(笑)
今回の舞台は、何の変哲もない道路脇の防護柵

ここで、昨シーズンに実績のあるヒナカマキリやオオキンカメムシ
にまた会えるかも、そんな想いで時々はチェックしているのですが
本命の2種には未だ会えず。

ところが、小さすぎて普段フィールドでは見つけにくいテントウムシを
目にすることがあります。(その日により1~2種、一頭づつですが)

ここでは、この時期にしては珍しく、5種のテントウムシを見つけました
4種はナナホシテントウなどと比べひと回り小さく体長3~5mm程です。
残る一種はナミテントウで7mm前後です。

筆者の見た目ですが、小さい順に列記します。

「ヒメアカボシテントウ」
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「ベタリアテントウ」
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「キイロテントウ」
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「ムーアシロホシテントウ」
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「ナミテントウ」
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この5種の中では「ベタリアテントウ」は初見になりました
小さくて光沢も無く地味ですが、その歴史を辿ると・・・
もともとは日本にはいなかった種で、柑橘系に付くカイガラムシ
の退治のため(生物的防御)1900年代初頭に外国から導入
された異色の肩書と使命の持ち主とのことです


この保護柵には越冬に向けた彼らの食に関する秘密があるのか気になり
他の種の嗜好品も調べて見ました。

・ 「ヒメアカボシテントウ」 クワ・ナシなどに付くカイガラムシ類
・ 「キイロテントウ」・「ムーアシロホシテントウ」 植物に付く菌類
・ 「ナミテントウ」 植物に付くアブラムシ類

結果、各々まちまちで考察には至らす。どんな理由があるのでしょうね。
各々単独で集団でいることは無く、越冬前の気まぐれなのでしょうか


さて、今回お世話になった宝庫の環境写真です

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道路縁の下り斜面側に付けられた保護柵がその舞台です。
テントウムシの他にも小さな昆虫たちを見掛ける不思議な保護柵です
( 12・13・16・17・19日 観音崎にて) (トリミングあり)


余談ですが
保護柵の脇は幅4mほどの立派な舗装道路があります。
この公園の浦賀水道を一望する高台には戦没船員の碑が建てられています
両陛下も何回か慰霊に来たようです。そのための道路も兼ねているのでしょう。
今年も戦後70年の節目に来たようですが、事前の情報もなく気が付きません
でした。昔だと、日の丸の小旗を振ったのでしょうが・・・
時代も変わったようで





― 下記はMFの林縁で見かけた在庫より(10月撮影) ―

「ダンダラテントウ」
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「ダンダラテントウ」 & 「ホソヘリカメムシ」
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「ナミテントウ」
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「ナナホシテントウ」
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「ニジュウヤホシテントウ」
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テントウムシは人工物の柵の上より、自然の下草や葉上がやはり
似合います。そんなステージで会いたいのですが、彼らにも事情
があるのでしょう(笑)




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by pastel24 | 2015-11-20 23:49 | 虫たち
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