伝家の宝刀 ~オオコンボウヤセバチ~


「オオコンボウヤセバチ (コンボウヤセバチ)」に会いました

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棍棒を振り上げたような腹部と、頭部と胸部の連結部の細さが
ユニークです。 そして、何といっても腹部端から伸びた
♀の 長~い 産卵管には目をみはるばかりです
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と言う訳で、今宵も虫たちのナノテクノロジーの世界に入り込んで
しまいました(笑)

そして産卵管のアップです

名前の最初にオオとつきますが、以前に会ったコンボウアメバチや
コンボウオナガバチに比べると小さく、体長(産卵管を除く)は
見た目20mm弱でした。

さて、この体長をもとに、産卵管の直径を1mmに拡大した写真から
産卵管の太さを算出して見ました
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結果、産卵管の外径は0.14mmと言うことに
ここでは、まだミリの範囲の世界です。

ところが、実は本当の産卵管はこの中にしまってあります
“ 百聞は一見にしかず ” と言うことで、 『裏庭観察記』 様から
お借りした貴重な動画です
1分40秒あたりから、伝家の宝刀を引き抜く様子が克明に
写っています!! お見逃しなく



0.14mmの鞘の中に、より細い産卵管が入っていて、当然ですが卵道
のため空洞に成っていることを思うと、やはり驚異のナノテクノロジー
の世界ですね

このハチ、カリバチやハナバチの幼虫に卵を産む寄生蜂の一種とのこと
動画にもありましたが、盛んに木の内部にいるだろう幼虫を探し出す
検知能力、そして潜んでいる幼虫目掛けて、ピンポイント産卵・・・
まさに神業そのものです

この度、動画のリンク、快く承諾下さったHP 『裏庭観察記』 の管理人様には
厚くお礼申し上げます。ありがとうございました


♀を見掛けた場所からは直線で1km程離れているところで
♂を写真に撮りました。(♂♀同時掲載出来るとはラッキーでした)
メスより幾分、小さく感じました
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似たヤセバチにヒメコンボウヤセバチがいるようですが、♀の場合は
産卵管は短いため容易に区別がつくようです。 しかし♂の場合には
同定は難しいようで、どちらとも言えませんが・・・

データー
♀:14日 ・ ♂:16日
観音崎にて (トリミングあり)




以下、賑やかしに
過去にアップした、コンボウさんたちです

「コンボウアメバチ」(14年4月 観音崎)
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「コンボウオナガバチ」(未同定)(13年7月 馬堀自然園)
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by pastel24 | 2014-07-20 23:19 | 虫たち
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