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里山の宝もの(2) ~キノコ~

少々、大袈裟なタイトルですが、(1)の続きです

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キノコのイメージは毒キノコがあったり、高価な松茸があったり様々ですが
雑木林などでひっそりと佇む様を見かけると、ホッとすることがあります。
図鑑から何種類かの候補は上がったのですが
多分「ヒトヨダケ」の一種でしょう


そして蝶たちがいて

「コジャノメ」
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今季の初見、初撮りでした
ここには、かなりの大木があり、枝落としは行われていないようで
薄暗いところが多く、「コジャノメ」の好きそうな環境です

チョット上を見上げて見るとこんな感じで、陽光が遮られます。
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この近辺ではよく似た種の「ヒメジャノメ」のほうが多いイメージでしたので
同定迷いがありましたが、後翅の眼条紋から「コジャノメ」としました。

「コミスジ」
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最近時々見かけたのですが。今季の初撮りでした
つんつん~ふわ~と風に乗った舞が青い空には良く似合う蝶ですね


小さな虫たちにも会いました

「チャイロハバチ?」
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10mm程度の黄金色に輝く容姿が印象的でした。

「ヒメシロコブゾウムシ」
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最近色々な所で良く目にします。ここではヤツデの葉上で
数匹が、ゆっくりとした動きですが、忙しそうでした


さてキノコの話に戻ります

二日後に訪れた時にはキノコはすっかり容姿を変えていました
これはこれで、異なった趣がありました
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ヒトヨダケ(一夜茸)だとすると、名前のように成熟後は一晩で
傘の部分が溶けてしまうものが多いようです。

余談になりますが、Webで調べていたところ面白い記事がありました

年配の方は「さるまたけ」に見覚え、聞覚えがあるのではないかと
思いますが・・・

40年以上前にマガジンに連載された松本零士の漫画の中に登場する
押入れの猿股(パンツ)に生えたこのキノコ、どうもヒトヨダケの一種のようです。
零士自身の若い頃の四畳半生活の一コマとの説もあり、これを仲間の 
ちばてつや に食べさせたとか? 
超一流の漫画家たちも“事実は漫画より奇なり”の生活をしていたのですね!

当時は、漫画の黄金時代だったような気がします。愛読していた「ビッコミ」
や「オリジナル」の発売日の5・10(ごとう)日が待ちどうしかった時代を
思い出しました
理由ははっきり分かりませんが、今では漫画と縁のない生活が何十年も続いて
おります。


余談が長くなってしまいましたが
里山そのものが宝物になってしまった今日この頃、
大切にしてゆきたいものを見た2日間でした
(4&6日 自然教育園)(一部トリミングあり)
by pastel24 | 2013-05-21 23:10 | その他
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